「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方 を読んだ感想
もくじ
「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方 を知ったきっかけ
禅僧でもあり精神科医でもある著者の川野泰周氏。
なんだか病院で念仏を唱えないでください、みたいな著者ですねw
コロナ自粛に嫌気がさして、何もやる気がしない、、、
そんな時にkindle unlimitedからのメールで本書を知りました。
賢すぎる、AmazonのAI。
それにしても4冊薦められるうち、2冊はお坊さん。
お坊さんの本、読んだことないぞw
ま、とにかく無料だしよんでみることに。
※kindle unlimited対象となっているのは2020年4月20日現在です。予告なく対象外となる場合があります。
「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方を読んで感じたこと・感想
こんな時は心の疲れの諸症状
多くの人が抱えているはずのこんな症状。
- イライラして落ち込む
- なんとなく意欲が湧かない
- 何をしても楽しくない
- 集中力が持たない
- 食欲がない
- 睡眠が浅くなる
心が疲れてるんだそう。
こんな時は脳をしっかりと休めることが必要です。
疲れているのは身体ではなく心=脳だった
やる気がしない=心=脳が疲れている。
ボクの場合は仕事かブログかマラソンか温泉に時間をさくことがほとんどの為、やる気がしない時の休み方は昼寝くらい。
身体が疲れたら寝ればいい、心が疲れたら座禅をすればいい
昼寝で休まるのは身体で、心が疲れてル場合は昼寝しても効果なし。
自分の身体が疲れてるのか、心が疲れてるのか、しっかり把握してしっかり必要な休息を取ることが大事!
この本を読んだことで、心=脳の疲れをとるためには昼寝ではなく、夢中になれることをして脳を休めることが必要と、当たり前の事を思い出させてくれました。
ありがたい。
マインドフルネス=脳の疲れを取る=1つのことに集中すること
誰でも自分の好きなことをしている時は時間を忘れちゃいますよね。
ボクの場合はジョギング、サウナ、とインドカレー食ってる時って感じです。
よく「夢中でゲームをやっていると時間を忘れる」とか、「スポーツの試合でゾーンに入っている」という話をよく聞くでしょう。
このように「1つのことに夢中になっている状態」のときには脳は全くといっていいほど疲れていないのです。(中略)
だからこそ、今ここにある、たった1つの作業に意識を集中させる」というマインドフルネスが有効なのです。(中略)
脳を疲れさせないためのコツの1つはいかにしてマルチタスクをやめ、好奇心を持ってシングルタスクに取り組むか、ということなのです。
好奇心を持って1つのことに集中することが、脳を疲れさせない。
これが、マインドフルネス。
マインドフルネスは効率化の対極にあるもの。大事なことは「ていねいに」
本書は「理論編」と「実践編」の2つによって構成されています。
- 「自分が今、どんな疲れ方をしているのか」を知る為に、「疲れの種類」「心と身体の正しい休め方」についての理論編。
- 「心と身体を休める正しい方法 41種類」から成る実践編。
41種の実践編の中には「ラーメン瞑想」や「歯磨き瞑想」と一見突拍子もない瞑想方法が目次にあって??と思いましたが、読み進めていくうちにどんどん納得。
生産性向上や時短など、効率化がなにかともてはやされる現代社会。
マインドフルネスは効率化の対極にあるものと、解説されています。
「便利、効率、最短」を追求することも大事ですが、時には「不便、手間、遠回り」を意図的に取り入れて。ゆったりとした時間を過ごすことも大事な休息法の1つなのです。
大事なのは「ていねいに」。
ラーメン食べるのも、歯磨きするのも「ていねいに」。
すぐに終わることをあえて時間をかけて、味わいながらじっくりやる。
効率化の対極にあるもの、それこそがマインドフルネスであり、心の疲れを癒やしてくれます。
マインドフルネスでは「気づき」と「受容」が大事
仏教の思想でいうならば、「気付いて、手放す」。
自分の身体の中で怒っている変化や感情にまず「気づき」、それを「受け入れる」。
その段階を経てはじめて「手放すこと」ができるというのが仏教の教えです。
う〜ん、深い。。。
日本に生まれたし、お墓は一応臨済宗のお寺だけど、仏教ってあまり気にしたことがなかったけど、深いです。
良い機会なのでもう少し勉強してみようかな、仏教。
「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方 まとめ
何気なく読んだ本ですが、予想外に面白くどんどん引き込まれ、内容わすれないようにとはじめて書評まで書いちゃいました。
仏教勉強してみようかな〜、なんて思わせてくれる、たまに読み返したい本の1冊です。
- 疲れているのが身体なのか、こころなのかを正しく知る
- 脳の疲れを取る=1つのことに集中すること=マインドフルネス
- マインドフルネスは効率化の対極にあるもの。大事なことは「ていねいに」
- マインドフルネスでは「気づき」と「受容」が大事
それにしてもホント恐るべし、kindle unlimitedのニュースレター。
月額980円なので読みたい本があったらその月は入会がおすすめです。
翌月退会もkindle unlimited解約ページからカンタンにできます。