お坊さんにならう こころが調う 朝・昼・夜の習慣 | 感想・レビュー
断酒チャレンジ403日目。
コロナの外出自粛ですっかりAmazonのkindle unlimitedの虜になってしまってます。
「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方を読んだ感想のブログ記事でも書きましたが、Amazonのkindle unlimitedのニュースレターでオススメされてはじめて読んだお坊さんの本。
予想外に面白くて、またもやお坊さんの本を読んでみました。
やっぱり面白い、お坊さんの書く本。
今回読んだのはお坊さんにならう こころが調う 朝・昼・夜の習慣。
なんと著者の平井正修住職は昨年夏に、僕の所属する旅のクリエイターコミュニティ「CARAVAN」団長で友人の吉良コウ君と一緒に座禅会に行った、東京谷中の全生庵の7代目住職。
朝・昼・夜の習慣が46個紹介、小さな行動を習慣にすることで心の整え方を教えてくれます。
すべての習慣に対して共通していることは1つ。
ただその瞬間、その瞬間で自分のやるべきことを無心にやる。
目の前にあるやるべきことを何も考えずに当たり前のように行うことが、不安を持たずに充実した人生を楽しむコツなのかな、なんて思わせてくれる、たまに読み返したい一冊です。
もくじ
お坊さんにならう こころが調う 朝・昼・夜の習慣 を読んで感じたこと・感想
印象に残った部分を備忘録として書いたらいきなり夜の習慣からになっちゃいました笑
朝と昼の習慣もなるほど!と思わせてくれる内容がたくさんですが今回は夜から抜粋。
毎晩、部屋と心の掃除をする
夜に部屋の掃除するってちょっと難しいかな、と思いましたが、心の掃除は絶対に毎日行うべし!
「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方でも心を疲れさせないためにも心のメンテナンスは絶対に必要です。
それにしても悟っても「キリがない」というのは驚きでしたが、言われてみればそりゃそうだ。
苦しみも悲しみもなくなるなら、ほとんどの人が「悟り」を手に入れようと頑張るはず。
う〜ん、難しいぞ、「悟り」、、、
みなさんは「悟り」というと「一度ピカッと悟ったら、二度と苦しみや悲しみがない世界」だというイメージを持たれているかもしれません。
しかし実は「悟り」とは別世界に行くことではありません。
悟ったから何も苦しくない、悲しくない、というものではないのです。
掃除と同じできりがないのです。(中略)
たとえば包丁や刀は手入れをしなければ錆びていきます。
錆びさせないためには、手入れを怠ってはいけません。(中略)
実は心も、体と同じように毎日の手入れ、メンテナンスが必要なのに、案外気付いてない人が多いのかもしれません。
不安な心は自分が生み出している。
人間は不安な気持ちを自分で大きくしてしまうものです。
それが心に当てはまるとすると、「心配だな」「やばいな」と感じているもののうち、本質はその一部に過ぎない。
残りは本人が勝手に作ったものなのです。
言われてみればそのとおり。
自分が気になることを少し考えはじめて、はじめは小さな不安を勝手に自分で不安を増大させてることがよくありますね。
不安に思って心配事や悩みが解消されるなら、いくらでも悩み、不安と一緒に暮らしていけば良いかもしれませんが、心配しても悩みも不安も消えません。
不安は自分で消すことができる
心配しても悩みも不安も消えないなら、1つのことに意識を集中している間は、不安はカンタンに消すことができます。
不安な心を鎮めるための1つの方法は、なにかに没頭することです。(中略)
人間の感情の中でも、特にマイナスのもの、悲しみとか不安とかいったものは自分でなかなかコントロールしにくいものです。
勝手にあふれてきて、止めようがない。
感情とはそういったものだと思っている肩も多いでしょう。
しかし、実はそうではありません。
繰り返しますが、不安も喜びも、すべての感情は自分自身で生み出している。
ただ1つのことに意識を集中し、没頭すると、それ以外の思考や感情は、その間は消すことができるのです。
一番大切なことは毎日一歩ずつ進む、継続して歩み続けるということ。
結局、人間は死に向かって生きているわけです。
人生のゴールとは、死です。
生きる、ということはすべてその過程に過ぎません。
会社で偉くなるとか、プロジェクトが成功するとか、同僚と喧嘩するとか、家族と笑い合うとか、全てが人生の途中の出来事にすぎないのです。
人生とは、老いて死ぬこと。ただそれだけなのです。
一番大切なことは毎日一歩ずつ進む、継続して歩み続けるということです。
「人生のゴールは死」。
言われてみれば当たり前のこと。
死ぬ時に後悔せずに、「いい人生だった」と穏やかに死ねるように、目の前にあることに集中して、今を楽しむ。
そんな生き方をこれからしていきたい、と思わせてくれた一冊でした。
それにしても別に仏教に興味があった訳でもないのにこの短期間で2冊もお坊さんの本を読ませるとは、、、
ホント恐るべし、kindle unlimitedのニュースレター。
月額980円なので読みたい本があったらその月は入会がおすすめです。
翌月退会もkindle unlimited解約ページからカンタンにできます。