サラリーマンじゃないけど、300万円で小さな会社を買ってみた
サラリーマンじゃないけど、300万円で小さな会社を買ってみました。
正確に言うと、新規でマッサージ店をオープンさせたので、中小企業M&Aではないですが。
「なぜミャンマーでマッサージ屋?」
よく聞かれるこの質問。
そうですよね、ごもっともな質問ですw
ヤンゴンでマッサージ屋をはじめた理由と、実際にやってみた感想をまとめてみました。
もくじ
サラリーマンでじゃないけど、300万円で小さな会社を買ってみた理由 海外での新規事業に挑戦したかった
楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングなどの大手プラットフォームに出店する、ネットショップの会社をつくって12年目。
売上は右肩上がりに成長中。
少し前に話題になりましたが、大手プラットフォームは一方的な規約変更が頻繁にあります。
最近では楽天市場の送料無料問題が注目されたばかりですが、こんなのは以前から。
すぐに撤回されましたが、2019年のamazonの全品ポイント導入問題など、ほんとに一方的な変更が多い業界です。
売上の100%をショッピングモールに依存しているので、新規事業のたちあげが必要、と以前から考えてました。
中小企業M&Aサイトをちょこちょこ見てたのですが、TRANBIでミャンマー・ヤンゴンのパン屋の売却案件を見つけました。
すぐに問合せて詳細を聞きました。
パン屋のオーナーが高齢のため売却。
パン焼ける職人さえいればうまく運営できる可能性のある案件。
パン職人しらんけど。
パン職人のあてもないけどw
買収希望者が多く見に来ているので、売却済の可能性ありとのことでしたが、気になる売却案件はすぐ見るべし!と決めていたので3日後にはヤンゴンへ。
到着翌日に買収者決定したことを知りました。
別案件でマッサージ店の売却案件の提案が。
ムム?ムムム!
マッサージ??
なにを隠そうマッサージ大好き。
東南アジア各国を旅して高い技術力と安い料金はホントに魅力的。
一時期はフィリピン人マッサージ師を日本に連れてきて、インバウンド外国人向けの店舗を計画したことも。
ビザの関係で諦めましたがw
店舗はこれから工事予定のマッサージ店。
起ち上げがら携わるもよし、店舗オープン後、利益が出るようになってから買収するもよし、という案件が●百万円。
その内訳として、1年間の家賃が含まれて、内装工事費、備品一式揃えて営業できる状態での引き渡し。
店舗家賃、日本人用住居=●●00USドル×12ヶ月含む。
- ミャンマーでは家賃は1年分の前払い、1年分の家賃込み。
- 内装工事済引き渡しの為、業種にかかわらず店舗オープンが大幅に遅れるという、海外店舗開店時のデメリットを回避できる。
- 日本人用住居のAirbでの転用OK。
- ミャンマーでのEC新規事業など、現地に住んでみないとつかめない現状を把握できる。
東南アジア周辺国と比較した際の家賃の割高感が少しだけ気になりましたが、もともと海外での新規事業、Airbの運営などにも興味がありました。
どうせやるなら起ち上げから!と即決!
サラリーマンでじゃないけど、300万円で小さな会社を買ってみてよかったこと
その気になれば、海外どこででも稼いで暮らしていける事が分かった
2019年11月のオープンから4ヶ月経った翌2月には、収支はトントンまで持ってくることができました。
- 必要なものがどこに売っているかすら分からない。1つのものを買うだけで数時間かかるなんて当たり前。
- 外国人を雇用して使うってホント難しい。日本人の勤勉さを実感。
- 日本ならポチれば届く、カタログなどの印刷物。ミャンマーでは慣れていないとオーダーするだけで1日以上かかる。
1つのことをやろうとするだけで下手したら日本の10倍以上の時間と労力がかかることもありますが、慣れてしまえばそれが当たり前に感じられます。
慣れない環境の中でもうまく順応して、なんとか店を軌道に乗せることができた経験は、自分の中での大きな財産になったと思います。
いろんな苦労がありましたが、その気になれば世界中のどこででも稼いで、暮らしていける自信がつきました。
人生で2度目の大学、BBT大学で学んだことも役に立っていると思います。
BBT(ビジネス・ブレークスルー)大学を6年で卒業した僕が教える3つのメリット
本当に大事なことは幸せに気付けること、に気付くことができた。
毎日の「当たり前」は「当たり前」ではない。
そんな当たり前のことを、海外で暮らして仕事して、あらためて気付きました。
本当に大事なことは幸せに気付けること。
- 家族と一緒に毎日無事に、元気に暮らせること。
- 朝日や空、木々の緑を美しいと感じられること。
- 美味しい食事を毎食食べられること。
- やりたいことを好きな時に、好きなようにやれること。
何気ない毎日の日常に、ハッピーな事はたくさんあります。
そのハッピーに気付けるか、気付けないか。
気付けるだけで毎日がハッピーで満たされます。
そもそもミャンマーのヤンゴンでマッサージ屋をやりたい、なんて突拍子もない事を許してくれた妻に何より感謝。
感謝してもしても、しきれませんw
やりたいことをすんなりやらせてくれる妻と、3人のこどもに囲まれて暮らす、なにげない毎日。
海外で一人で働いてみて、そんな当たり前の毎日のありがたさにあらためて気付かされました。
さて、このブログ記事も日曜の昼下がりの公園でゆる〜く書いてます。
公園で本を読んだり、ブログを書いたりするだけで、幸せと感じられるって、コスパ良すぎですw
公園のベンチで本を読む。贅沢な時間。 pic.twitter.com/FhIzuzaYqv
— 断酒チャレンジ、ときどき旅 (@dansyu_callenge) May 17, 2020
暑くもなく寒くもなく、最高の天気で快適すぎる。ベランダ用に買ったテーブルセット持って公園でブログ記事作成中。 pic.twitter.com/DEYk9v2EW2
— 断酒チャレンジ、ときどき旅 (@dansyu_callenge) May 17, 2020
「稼ぐこと」のありがたさを知ることができた
1個3000円の商品を売って、営業利益200円、なんてことは当たり前の日本のネット通販。
利益率悪すぎ!なんて税理士先生と話したりしてましたが、200円稼ぐことの大変さ、200円の利益のありがたみを再認識することができました。
マッサージ1時間で4USドル。
ミャンマーで商売するなら、ミャンマー人も相手にできる価格設定を、と価格設定しましたが、、、
それにしても1時間マッサージで400円ちょいは安すぎですw
この金額で良く収益トントンまで持っていけたな、と我ながらいまだに関心します。
たとえ数十円、数百円でも、稼げる、ってホントにありがたいってことです。
ヤンゴンでお店をやって、稼げることのありがたみを知ることができました。
まとめ
コロナの影響で今はお店営業停止中。
2019年の11月オープンから実質稼働は5ヶ月とまだまだ短い期間ですが、実際にやってみたから気付けたこと、経験できたことばかりです。
アレやってなかった、コレもやってみたかった、と死ぬ時に後悔しながら死ぬのは絶対イヤだ。
やりたいことはとにかくやってみる。
やらずに後悔よりやって後悔の方が1000倍マシです。
ではまた!